ジャンプGIGA 2022 AUTUMN 感想まとめ

2022年10月27日に発売されたジャンプGIGA 2022 AUTUMN。

ジャンプの増刊号であるこの雑誌には新人作家の漫画が掲載されています。
各漫画の紹介とネット上の感想をまとめました。

中の人 原作:オクショウ 作画:出水ぽすか

歌唱力の高いおばあちゃんが孫娘のススメで自作曲の動画投稿を始めバズるも、歌っているのは孫の方だと世間に勘違いされる。
孫が歌っている体で動画投稿を続け、世間から注目を浴び続ける中・・・。

ネット上の感想
おばあちゃんもみねねちゃんもやると決めたらすぐ行動するので見ていてウジウジしないというか、段々とこちらも活力を貰える気持ちになった。
自分の気持ちに正直に!中の人をさらけ出していこうぜ!好きなことやろうぜ!って言葉は1歩踏み出せない多くの人達に刺さると思います。
最初と最後で渋谷の街の景色が変わった演出、少しの勇気で周りは変えられるよって意味で捉えました。

現代ならではの勘違い(?)から派生する感じとか、詐欺だなんだ言われる描写もさらにそれら全部ねじ伏せる主人公といったらジャンプ漫画の王道感があって大好き

意外性が無いけど手堅い
手堅いけど意外性がない
作画が出水ぽすかじゃなかったら記憶に残らなかったな

音楽の表現が素敵。
ストーリーとは直接関係ないけど、最近の作品でここまでSNS描写が平和なのも珍しいな…と感じました。

ぽすか先生の絵はネバランみたいなファンタジーでこそ活きるものでリアリティのある絵だと違和感が大きいと思った、孫のキャラデザは流石なんだけど

俺の感想
至る箇所がテンポよく描かれていてストレスを感じることなく読めた。
“中の人”という言葉が2つの意味で使われているのも良かった。

ANIMA 松井琳

人には見えない悪魔が見える主人公の元に、悪魔と契約するエクソシストがやってくる。

ネット上の感想
テーマはやり尽くされたものではあるけど、エグミと王道の爽やかさの混ぜ加減が絶妙。
主人公の立ち上がる理由が「誰かに必要とされたい」だったりするのも現代少年漫画のド王道って感じで良い。
なにより絵がすごい。キメゴマがどれも格好良い。

主人公は乙骨に似てるし、ひさぎしのって人は真希さんでセリフが0のとほぼ同じだしストーリー性も呪術と被ってる。呪霊を悪魔に置き換えた感じ。
ただ絵が凄い迫力で素晴らしいと思った!だから余計にストーリー純粋に楽しめなかったのが残念だった。。

描き込みすごい!! しかもフルアナログって! ストーリーも続きが読みたい感じ。

松井先生、新作描く度に成長がはっきりわかる。
設定、読みやすさ、今までで1番良かったし画力に関しては化け物になってた。
色んな題材に挑戦されてる方だけど王道祓魔師が1番作風に合ってるし、これで連載してくれ。
どんどんエグい悪魔描いて欲しい。私が1番好きな悪魔は82pの口縦男です。飛び出してきそうなおぞましさがあったからね。“契約成立”シーンのインパクトも良かったです。あと控えめ系主人公と ~だ!が語尾のサバサバ系女の組み合わせは嫌いな人いないと思う。

昔の魅力的な絵柄に戻ってきてた。 ストーリーは相変わらず流行りの漫画に左右されすぎな気がする。 零桜は鬼滅、ミルクはヒロアカ、今回はチェンソーマンと呪術の乙骨混ぜた感じ。 受賞作が1番個性あったような。

楸さんが黒手袋を口で手にはめるコマが刺さりまくりました。強いフェチズムを感じる。

設定の説明で終わってる 特に目新しい設定でも無いのにこんなに長々説明されても……

根暗で省かれ者が超パワーを手に入れて無双するってストーリーが退屈だった
女は刀が武器とわざわざ説明していて種類があるようだったけど男も刀でなぜ同じ武器にしたのか気になった

俺の感想
太い線で描かれた絵が読みやすく独自性があって良かった。確かな絵力を感じる。
悪魔のデザインもおぞましく安っぽさがない。
悪魔と人間、2つの界層で世界が成り立っている説明なども少ないコマで読みやすく描かれていて読んでいてストレスを感じなかった。
主人公が自己犠牲を選ぶ場面はその思考に至るまでの流れがあまりしっかり描かれていないように感じて安っぽさを感じてしまった。
ストーリー全体を通しても、ヒロインがやってきて悪魔もやってきて、そのままヒロインの説得だけで主人公が動いて解決という、あまり広がりを感じない作りになっていたように思った。

隣の住人 銀堂智

1人暮らしで医学部を目指している高校生の主人公。
隣の部屋に特殊な力で怪物と戦う高校生が引っ越してきた。

ネット上の感想
大ゴマが少なくテンポの良い会話劇が続く。絵も見やすくなっていて読み易かった!

白と黒のコントラストかっこいいな〜と思ったらこれ、トーン使ってない!?!?!?!?
会話のテンポもすごい好き…山田と時雨坂の日常の同時進行もわかりやすい…

台詞回しのテンポと温度感が一番好きなやつ。
怪物に食われた時的確にメンタルダメージ与えようとしてくるのも好き。
隣に住む別世界の友人が別世界の友人のまま、その近いけど遠い距離感が強調され続けてその距離感のまま終わる。 新鮮だけどこれも悪くないね。
女の子のほうが浄漆師だったら羨ましいな……ってちょっと思って終わるのも好き。 普通側の感性のまま。

遠い世界なのに隣の住人。
序盤に知らん設定がボンボン出てきて他国語聞いてるみたいな感覚になるのですが、それら全部時雨坂君にとっては当たり前の日常で。別世界の人間同士、壁を感じたり扉を開いてジワジワ交わりあっていく感じが好きで、不思議な感覚になる漫画でした。会話の掛け合いにセンス感じたんですが、普段から友人とこんな感じで駄弁ってるんだろうな作者さん。私の予想ですが、隊長は羅々名ちゃんの方だと思いますネ。

一見愉快で掴みどころのないキャラが実は人知れず皆の日常を守っているという設定があまり見ないもので新鮮でした。隣人であるということが繰り返し描かれてて一貫性がありますね。

会話が面白くて良い。主人公のセリフのキレが良くて見ていて楽しい。「君が代は別に~」のとこが特に好き。

冒頭頭ケガしてるって言われても全然わからなかった
ギャグマンガのようなフリや絵柄からのガチバトルは不思議な読みごたえだった

真に描きたかったのは二人の関係だと思われるのですがその割に滅漆師の設定がクドいなあ
そこは「よくある退魔師もので~す」で済ませて半端なバトルや説明を削って、その分を二人のやり取りに使った方が面白かったと思いました

俺の感想
ファンタジーな設定がありつつもバトル方面ではなく現実に生きる高校生の生活を主軸に描いているところに作家性を感じる。
「女の子だったら何かあるわけじゃないが・・・」など細かい部分でセリフが面白い箇所が複数あった。
近いような遠いようなという微妙な感覚をテーマにして描いているのも独特で良かった。

PATCH WORKS カムラコウ

ある日なぜか教育番組の着ぐるみと体が入れ替わってしまった親友。
主人公の心配をよそに、普通に学校生活を送る着ぐるみの親友だが・・・。

ネット上の感想
パッチくんが頭外すシーンのシュールさからの絶叫 好き。
中に誰もいないネタやってからの水月が入ってるネタは笑っちゃう。
人形兵器の設定はワクワクするしアクションのキレと迫力はハイクオリティ。
最後のページで2人が幼い笑顔になる演出、憎いぜ。
文字が大小する演出は意図は伝わるけどちょっと読みにくい。
兄妹の読切からずっと思ってるけどカムラ先生の描く女の子めちゃくちゃかわいい。

いや結局パッチ君のままで元に戻らず終わるんかーい!
着ぐるみのままでも湊助は湊助なので3人が幸せならOKですという話。
シュールでふざけてるのにパッチ君がめちゃくちゃかっこよく見える…。
バトルシーン凄い上手いよね。水月ちゃんもボケ担当なのに自販機のシーンまじで可愛かったなあ…普段一緒にいておちゃらけてる子に優しくされると急に大人っぽく見える現象…。
吹き出しやセリフ文字の使い方が好きですね。全体的にクオリティの高い作品でした。

ギャグとシリアスのバランスが絶妙でした。絵柄もとっても可愛いですね。水月ちゃん天使すぎる。3人のこれからの日々に幸あれ。

パッチくんのシュールな感じと後半のカッコよさの見せ方が面白かった。頭取れる設定の使い方好き。前作も含めてこの方は低め視点のアクションシーンが得意というか好んでそうなのを感じた。

冒頭11ページの導入が長くて分かりにくかった
体が変わった謎はぶん投げてるのはマイナス評価

ストーリーは出オチで笑いの勢いが少し弱いから読んでてテンション下がる
中村光が同じテーマで描いたら面白くなりそう

俺の感想
基本的な絵やキャラデザが高いレベルで安定している。
決め台詞に教育テレビの着ぐるみ要素を持ってくるところが良い工夫点だと思う。
なぜかめちゃくちゃテンションが高かったり、すごく強い奴が来ることがわかっているのに何も策を用意していなかったりとヤクザの言動が安く見えた部分があった。

0-0 伊藤ほち

地元じゃ負け知らずのテニスプレイヤーの主人公が同い年の女の子に敗れる。
その子が主人公の通うテニススクールにやってきて・・・。

ネット上の感想
なんだこの漫画甘酸っぱすぎる!すごい!!
恵まれた環境の主人公と環境に恵まれず努力し続けたヒロインが主軸のスポーツ漫画だと思って読んでたら急激に方向転換して青春恋愛漫画に着陸したから困惑したけど、あまりの高濃度青春に無理やりテンションを爆上げさせられた。怖い。
でも読み返してたらめちゃくちゃ好きフラグ立ちまくってた。好きなもので共通点見つけて急に反応しちゃうのとか。いいね……。 あと絵が可愛い。

こんなド直球に胸キュンを投げてくるのは全く予想してなかったのでびっくりしました。(なんならスポーツ物だと思ってたし)これ、今まで恋心に気づかなかったけど、知った瞬間一気に恥ずかしくなった主人公の感情をリアルに体験出来る仕掛けなのか…?心臓が弱い人は覚悟しといた方がいい。 登場人物の表情がリアルでいいんだよなあ

伏線がしっかりあって良かった
クライマックスでコピペ連打は作品愛が感じられず好きじゃないな

ぶっちゃけ途中から恋愛路線行った時、は?スポ根じゃないのってキレそうになっちゃったけど(キレそうになるな)菜羽ちゃんの返しが可愛すぎて浄化されたので全てを許しました。 読み返したらまあこれはお互い好きやな…って納得したし、眩しい青春を読めて満足です。

俺の感想
打球をコマ割りに使っているページが独特で面白かった。
「わざと負けちゃうよ」とか「1回嘘ついた」のシーンが可愛かった。
胸キュン漫画だから多分このままでいいと思うけど、個人的には最初から両想いだった2人がそのままくっついただけだったのでストーリーの引きとかキャラを応援したい気持ちとかが感じられなかった部分はある。

SIBLINGS 世同

教団によって奴隷がこき使われている町からの脱出を試みる兄妹の物語。

ネット上の感想
世界観と絵の作り込みめちゃくちゃ上手い

時々へのへのもへじみたいになる表情が気味の悪い感じを出していて好きです。滑稽にも見える。全てを知った後に改めて読み返すとライラの今まで言動の意がわかるし戦闘シーンもなるほど面白いとなる。トウビーがちゃんと悪役なので画面いっぱいの死亡シーンはスカッとしていいね。ただページ捲った瞬間ちょっとビビるけど。

ありがちな設定だけど悪役のほうが魅力的だった
主人公はなぜ悪魔なのかよくわからなかった
アクションの描写は弱いかな

一癖ある作風なんだけどまだ技術が追いついてない感じ
圧倒的な技術があってこそ映える作風だと思う ので気長に成長を待ちます

俺の感想
敵味方問わず、人が殺される描写がインパクトがあって面白かった。
特に妹が殺されてるシーンはかなり怖いし驚いた。
大司教の服装から時代や舞台の雰囲気がしっかり感じられる。
他にも全体的に舞台設定と絵柄がマッチしているように感じられた。

ひみつの真琴くん 山本亮平

親の借金を背負わされた主人公は、男なのに見た目が可愛いことからヤクザに女装を強いられ売春させられそうになる。
ヤクザの隙をつき女子高の文化祭に紛れ込み・・・。

ネット上の感想
やっぱり山本先生はギャグがちゃんと面白いね、思わずカミングアウトしちゃうのとか。

相変わらず主人公が誠実でよかったです
エロは控えめだった。けどこれが連載になったら本性を表すんでしょう!?知ってるんですよ!!そのための設定なんでしょう!?早く連載してください!!

すっげぇ読みやすいけど漫画的な面白さは薄いね
山本先生が清楚なラブコメを描きたいってのは伝わるんだけど…早乙女先生くらいイカれて欲しいんだけどな

俺の感想
もう「ごっこ」じゃないだろというセリフがかなりかっこよくて気持ちよかった。
そのあと同じ学校に通うための理由として借金設定を利用しているのもうまく感じる。

夏惜しむ練心 菊光為成

目標なく生きている問題児の主人公。
その素行を直すため、弓道の道場に無理やり通わされることになり・・・。

ネット上の感想
青春が描けててよい、ほろりと来た

395pの「・・・あー暑いな」で短期間ではあれど、2人の想いが詰まった青春を感じれて涙腺が一緒に緩みそうになった。
他の部活漫画みたいに根性!汗!頑張ってます!みたいな雰囲気ではないけれど、頑張る意味が分からなかった主人公が「自分を信じて相手を想いやる」ために頑張った3ヶ月は静かだけど確実に強くて熱いものがあったよね。
キラキラしてるなあ。高校生の時間ってなんでこんな儚いんだろうな、、

弓道描写めっちゃ丁寧!すごい!さすが経験者!ひとつ一つのリアルさを解説したい笑 弓道場の方がみんな良い人なの良い。リアルじゃない部分をあげるとしたらここだな笑
主人公の変化をちゃんと感じられる。ヒロインがいなくなっても弓道に取り組んでいるのがすごく好き。

テーマになってる弓道パートに迫力を欠くのが惜しい
競技として魅力的に描けないと、主役二人の関係性を描くための小道具に堕してしまう
物見の設定もなんか取って付けたようで切実さを欠いてて共感しにくい 道を外れてる焦燥感はあってもよくない?

俺の感想
試合に負けるなら遊んでた方がいい、楽しいことをしてた方がいいなど、主人公の心理からリアリティを感じられるのが良かった。
ありがちな心理描写に見えて安っぽさを感じなかった。
(他の子が泣いていて比較が伝わってきたから?)
ヒロインが暗いという設定も、ただ言葉でそう説明されているだけじゃなく、キャラデザや表情・セリフから自然とそう感じられるものになっている。
キャラクターが丁寧にしっかり描かれていることに好感を覚えた。
最後の別れもグッとくる。爽やかで気持ちのいい物語だった。
絵柄が地味でパッと見の印象が残らないのがもったいなく感じる。線の太さや背景描写の問題?

ドランケンズ 鬼木希乃

禁酒の時代、啓蒙を理由に酒を飲む人間を片っ端から殺す教団が跋扈していた。
父親から継いだ酒場を隠れて経営する酒豪の主人公とその弟だが・・・。

ネット上の感想
ドランケン解放のデザインが(436p)がとても好きだし、炎が銃みたいになってるのもかっこいい。「焼き上戸」タイプって事は他にも氷雪系とか爆発とかしたりするF型もいるのかなって想像するのも楽しい。スカッとしてhighになれる漫画でした。

なんか古い
絵の上手さはなかなか
というか今時珍しい劇画調っすなー
アクションはちと単調 垢抜けたら違ってきそうなので次回作に期待

ゲロは汚い
弟が変身した時に姉がおもむろに酒を飲みだしたのは何か弟を制御する前振りかと思ったら特に意味はなかったのかな

俺の感想
「酒を飲む奴は一人残らずぶっ殺す・・・」というセリフがインパクトがあって面白くて笑った。
じいさんの「ぶっちゃけよく分からん」とか銃を撃たれたときのリアクションも面白かった。
酒瓶で殴られて飲酒して覚醒の流れが綺麗でかっこいい。

返事が来た 樹村カナミ

血液が文字でできている怪獣が存在する世界。
怪獣から溢れる文字は物語になっている。
倒した怪獣から生まれる小説が次々と出版される中・・・。

ネット上の感想
ツボに来る小説を読んでるときの“脳が走ってる感じ”を思い出した 
なんか“人間が自分の頭から搾り出したものをモノにすること”全てについての賛歌というかエールというか 
ファンレター投函のくだりの勢いめちゃめちゃ笑った…

発想おっっっもしろ!!!戦闘で溢れる文字カッケェ…!!!
自分が小説に詳しければ3倍楽しめたな…ってのが悔しいとこですw

まず会話の面白さに引き込まれ、回想で人の面白さに惹かれ、そして怪獣の表現と小説の繋げ方、怪獣とのバトルに盛り上がってからの見開きのインパクト! 読んでて最高に楽しかった! ビターだけど希望のあるオチも素敵。

『血液(しかし固体である)』とか『隠し持ってませんか』とか言葉のチョイスが良い

SF小説好きとしてにやりとさせられる設定、セリフの応酬が読んでて楽しかったです。前作悪魔の擬態でもそうでしたが、レトリックや物語とタイトルの掛け方が非常にうまい。

アイデアが斬新で主人公が読者目線なので感情移入もしやすかったです。
血が文字だから戦闘シーンがオシャレに見えるなとか思ってたけど最後の方でちゃんと臓器とか見えてゾワゾワした。マイナーな作家ばかり目をつけたり小賢しいというか、アイデアは喰うのにそういう所だけ考えて生きてるのが何とも癪に障る怪獣ですね。実際に存在してたら自分もブチ切れてるかもしれないぞ。488pの見開きはおぉ…って声に出るくらいかっこよかったです。最後の終わり方良かったなあ。

回想シーンが始まってから面白くなったけど序盤の会話と絵が一切関係ないところは読むのがしんどかった


俺の感想
文字が血液の怪獣という新しい設定で他作品にない読み味を持った漫画。
しかもその設定を活用したストーリー作りが行われている。
奇抜な設定を盛り込むだけでなく更にそこから物語を展開している点が素晴らしく感じた。
最後の締め方も綺麗。

魑魅之草 かかずかず

目には見えない幽霊のような植物「魑魅草」。
時に怪奇を生み出す魑魅草を鎮めるため、草祓い主人公がやってくる。

ネット上の感想
禍ツ根のデザインと設定が魅力的。 そこに繋げた話の締め方がとても綺麗で良かったです。

ご本人も蟲師好きと公言されてるだけあって蟲師オマージュが見られます
ただ蟲師の根底にある生命の営みや共存、自然への敬意といった要素がイマイチ足らず、読み味に欠けるといった印象

音喰の絵が美しくもどこか気味の悪さもあって、人に対して善し悪しは無く、ただ植物であるという事が体現されてるデザインで好きでした。

元から絵は上手い人だけどもっと上手くなって凄い
ただコマ割りが真面目すぎる
読切としては正直一番面白かったけど、連載だと血盟みたいに薄っぺらくて本誌じゃダメね ほぼ蟲師だし

俺の感想
「ただそこにいて ただそばにいただけ 僕にはそれがとても心地良かった」というセリフがめちゃくちゃグッと来た。
なんかすごく良い歌詞に触れたときに近い気分。
そのセリフだけで良い意味で背筋がぞわってするような感覚になれた。
他にも読んでる最中いろいろ感じたことはあるけどそのセリフの印象が強すぎて他のことを書く気になれない。

落巣の天使 都沢南風

愛する人を亡くし孤独に生きている吸血鬼の元に飛べない天使が落ちてきた。
一人で生きたい吸血鬼は空を飛ぶための練習に付き合い早く天使を追い払おうとするが・・・。

ネット上の感想
優しい話で絵本の様でいい。

これはストーリー部門優勝かもしれない。

天使の聡明な優しさの表現が丁寧で好き。
布を人扱いするバスコさんの異様さを理解した上で受け入れようとしたり、ちゃんと先を見据えてバスコさんの幸せも考えてたり。
その優しさに触れたバスコさんが離別の恐怖を克服するんじゃなく、目の前の大切なものとちゃんと向き合うようになるって流れなのも心情の流れとしてとても綺麗。
離別の恐怖があるからこそのこの行動だと思うし。
空の見開きは絵も台詞も素晴らしい。
キャラが生きている、とても素敵な読切でした。
エピローグではバスコさんが吸血鬼と天使の子供と遊んでいる描写で、数十年後には離別の恐怖とも向き合ってることがわかる。 本当丁寧だなあ。

いい締め方、キャラの心情を描くのがうまいと思った
親戚の吸血鬼の子は吸血衝動を克服できてるのかなとか野暮なことを想像してしまった

俺の感想
主人公の考えが改められる流れに友人の遺品を使うのがすごく上手いと思う。
スカーフが飛んでいくことが大事なものが離れていくことを表しているし、天使がそれを拾いに行くことで物語に新たな展開が生まれる。
飛ぶ練習にお菓子を使うのも教育方法として納得できるし、お菓子が最後まで重要な役割を果たすし。
いろんなアイテムが複数の意味・役割を持って登場していることに構成力を感じさせられる。

姫になりたい人たち 日登利和

アイドルを目指していた主人公の女の子。
しかし自分を真似してアイドルを目指し始めた妹が天性の才能を持っており、あっという間にスターに成り上がる。
そんな妹を見てアイドルを諦めることを決めるが・・・。

ネット上の感想
天才の妹と実力の姉、姉妹の絵の描き分けが本当に凄いと思った。
608pのメリちゃん実際凄く可愛くて私も目を奪われてしまった。最後メリちゃん姉のことすごい分析してて本当に大好きじゃんってなったし、幼馴染くんは、言葉1つ1つが優しくて、話の引き立て役として良い仕事してるんだよね。

煌びやかな絵柄が題材にとてもマッチしてますね。陽名が劣等感に苦しむ描写は迫るものがありました。

姉妹の顔面偏差値ははっきり描き分けた方がいいと思います

「容姿が天才」に絵で説明できてないのが惜しい

俺の感想
妹のデザインがキャラクター性を表していてすごくわかりやすい。
作中で説明される前から大体どんなキャラなのかを見た目で感じ取れた。
ちゃんとキャラクターが生きているように描かれているってことだと思う。
姉の心理描写として、「妬いてるのに好きになりそうだった」とか「求められずに頑張れるほど強くない」とか生々しさが感じられる表現が行われていたのも良かった。

UFOマン 三次儀彰

いじめから救ってくれたヒロインと遊んでいる最中UFOに連れ去られる主人公。

ネット上の感想
このパワフルでガチャガチャした感じが妙に癖になるよね。
効果音とかポーズとかThe少年漫画で懐かしい気持ちになるな。委員長を助けたのが、ヒロキやリクじゃなく、あの日手を離してしまった姉なのも良いし姉がピンチの時とか沢山のキッズを救ったのが今まで姉に守られてきたヒロキくんなのも好き。668pやUFOパンチのシーンなんかはシンプルに上手めえぇぇぇ!!と思ってしまった。この作者さんの作品もっと見たい。

終始独特の勢いがあってパワフル。絵柄もスッキリしてて見やすかったですね。ギャグテイストだけどヒーローものとしてちゃんと面白い。

敵を倒すところがどうやって倒したのかよくわからなかった、キャラの言動が低年齢向けすぎる気がする

俺の感想
姉のキスシーンを見せられて「ウゲェ・・・!!変なもん見せんなや!!」ってシーンは笑った。
更にそのあとの「急に話が飛躍したな!」のツッコミも面白くて笑った。
ひったくりを説得する流れも面白い。
宇宙人にペットとして飼われるも良い扱いを受けてるのも面白い。
ひどい目に遭うだろうという先入観を良い意味で裏切られた。
ペットとして飼うなら良い扱いする方が自然だもんね。
弟を出すことでいろんな場面が上手いことわかりやすく描写されているのも良かった。
この作者の漫画は所々で魅力的な構図が多いように思う。
今作で言えば弟がお使いからUFOを追って家に戻ってくるシーン、「みんなのために使いたい キコちゃんみたいに」のシーンなど。

ゲット・バック・TVショウ ヤマノエイ

紛争が終わったばかりで、生きるために必要な物以外が軽んじられる世界。
主人公はニュースばかりが流れるテレビを電波ジャックし、自作のエンタメ番組を流し続けていた。
しかし放送局に政府の役員が現れ・・・。

ネット上の感想
前作もそうですがセンスえぐいです。
言葉選びと魅せ方が秀逸。
所々、見え隠れするアツい感情が読み手にちゃんと伝わってきます。
起承転結については前作同様に完璧すぎます。最高でした。

撮影や編集まで一つ一つ丁寧にコマがあって作品が楽しそうに仕上がっていくのが伝わるし、「クソみたいな世界を正そう」とするヒロインの意見もあるから、「クソみたいな世界の中にもワクワクはあるよ」と教えてくれる主人公の考えに説得力が増す気がする。

この漫画の本質は、エンタメがどうこうというより、生活の中のくだらないもの、つい見落としてしまいそうになる些細な幸せを愛そうって感じですよね。テレビ番組はそのモチーフとして受け取りました。 わんちゃんのくしゃみ、カレー屋の匂い、綺麗な夕日。 人間讃歌っぽいテーマでとても好きです。

管理官の心の変化に共感できなかったなあ、説得力が弱かったのかな
最後の問いかけは問う相手その人なの?という感じ

俺の感想
部屋の明かりで視聴者数を表す仕掛けが面白かった。
アクションシーンのない漫画で盛り上がりどころをしっかり描けておりドラマを構成する力や漫画力が感じられる。
描きたいテーマがハッキリしている部分も良かった。
ただ個人的には「クソみたいな世界にも面白さはある」という部分が読んでいて伝わってこなくてキャラがセリフでそう述べているだけに感じて入り込めなかった。「クソみたいな世界」自体具体的にどうクソなのかがセリフ以外で描写されていなかったからか実感できなかった。

霆家 嶽辻円盤

鈍臭い主人公に何故か多額の懸賞金が懸けられており、殺し屋たちが襲い来る。

ネット上の感想
三つ子だがつい先程双子になってしまった。 笑ってしまった。

三つ子だったのに双子になっちゃった人達、面白すぎるでしょ。
女の子可愛いね、目が好きです。
主人公が敵に対して最後まで澄ました顔でいて、戦闘シーンもほとんど1枚絵で終わらせているの最高にクールだし、いかに主人公が無敵であるかがよくわかりました。
今までほとんど表情を変えなかった龍之介くんが最後のページで舞央ちゃんと大爆笑してるのを見ると…友達っていいよね…。

敵キャラに最強主人公のプロフィール紹介させるのはジャンプっぽい、一コマで敵を片付けるのはもったいないな、最初の2発の弾は結局どうなったのか気になった、セリフなしでも描いたりしてないよね?

藤本タツキチルドレンとしては文句なし
あとは個性が生まれるのを待ちます
馬鹿野郎でもバカ野郎でもなく莫迦野郎なところに厨二の波動

俺の感想
絵柄やキャラ、作品のテーマに少年漫画らしさがある。
ヒロインが殺し屋だったシーンがインパクトがあって良かった。
主人公がドジである理由がよくわからなかった。学校では力を抜いて過ごしていたからとして、自宅でも親から鈍いと認識されていたのはなぜなんだろう。普通に生活したら家が壊れるからとかなんだろうか。
世界が追いつけないほど強いってのがどういうことなのかわからなかった。

ポチ かなたかなめ

犬を欲しがる少年の前に、犬みたいな謎の生物が現れる。
謎の生物は少年を守るために来たというが・・・。

ネット上の感想
これはGIGA恒例のなんだこれ枠ですね。こういう作品読む為に読みきり読んでるので大好きです。なんにも出来ない子のポチが初めて少年に褒められて嬉しくて一緒に生活してしまうという可愛らしいお話。全部がシュール。訪問販売の人に向かって「ばばあ」言うの辞めろや。…笑。

キモカワ?系な不思議生物がなんだか抜けてる少年をたすけるお話。
悪徳セールスを行動で撃退していく様は痛快というより肩の力が抜けて和む仕上がり

シュールな笑いのセンスは好き ポチは喋らない方が良かった

ばばばの訳がある時とない時の基準がわからなかった
最初はトイレ早かったのに最後トイレ30分以上かかった理由がわからなかった

俺の感想
各コマ構図が見やすくてかなり読みやすい。背景が真っ白なシーンでも物足りなさを感じなかった。
ポチが見当たらなくて探すシーンはセリフがないのに不安感が伝わってきて良かった。
そのあと見つけて抱きしめるシーンもちょっとジーンとくる。
ただ正直、あまりにも前衛的すぎて、よくわからないことがよくわからないまま進行しているように感じてしまった。
「犬を連れた人間」の真相に関してもそんなになるほど!と感心できるものじゃない上に判明の仕方が雑だったように思う。

にんじんエピテーゼ 須田雄太

給食の食べ残しが許されない学校。
にんじんが嫌いな主人公は昼休み中、給食委員に追われ続けることになる。

ネット上の感想
ギャグの中にきちんと作品のテーマ性も内包しており、作者の方の知性を感じました。
こういう作者さんのギャグ漫画って基本面白いんですよね。
万人受けは怪しいですが、個人の好みとしては1番でした。

キャッチーな導入と「給食を残してはいけない」のワンアイデアで引き込まれるけど、それだけで終わらない広げ方が面白い。
テーマ的に小規模になりがちなのを上手く広げて「一世紀分の好き嫌いが詰まった魔窟」みたいなワクワクさせてくれる台詞や要素が随所に散りばめられてる。
キジマもならではないいキャラ。
好き嫌いを善悪や人格否定に繋げることには抗いつつ、それはそれとして好き嫌いは良くないよねってオチもいい。

「給食を残してはいけない」でなんでこんなワクワクさせられているんだ、天才かよ。
キジマさんの全てがオチに繋がってるのも最高。
残り時間表記もあったりして無駄にハラハラさせられる。
血管状態の校舎や1世紀分の歴史など、胸を弾ませるようなロマンがあって好き。
自分らしさが大切か、正しくあるのが大切か、どっちの選択をしても良いしどっちも大事にしてもいい、ただ自分自身を誇れるような選択を自分で決めるのが大切だ。……という事を深く考えさせられた後に、好き嫌い良くないよね!するの、本当面白すぎる。

好き嫌いを失うってことは自分を失うってことだぞ!って台詞は少し「おっ」となりましたね。
そうだよね、何が好きかだけじゃなくて、何が嫌いか苦手かも自分の個性のうちだよね。
面白い問題提起だけど、オチはちゃんと食べ物の好き嫌いはダメだぜ!に繋げてて笑いました。

ハッタリは効いてるんだろうけど説教臭いしあまり共感できないし中学生か高校生かわからないしで盛り上がらなかった

俺の感想
どこまで本気かわからない感じが面白かった。最初から最後まで全部ふざけてるように思う。
序盤から濃すぎるキャラが立て続けに出てきて早い段階から楽しく読めた。
主人公側と校則側、両方の主張がそれぞれ正当性を持っているように描かれている点も良かった。
「じゃあキレんなや」のシーン、「鼻をつまめば食べられる」のシーン、ラストのシーンは声を出して笑った。

スーパーワーカー 三浦風

田舎のコンビニで働く妄想癖のある主人公。
退屈を感じていたところ、いつも来る運転手の女の人が買い物にやってきて・・・。

ネット上の感想
一体どこからが妄想でどこからが現実なんだ!?っていう境界が後半に連れて分からなくなっていく感じが面白かったです。主人公の妄想シーンがポップに描かれてて田舎の静かなコンビニとのギャップが良かった。
お姉さんがめちゃくちゃ自分の好みの女だったりする可愛い。

どれが妄想かわからないしどれを妄想と受け取ってもいいしで宙ぶらりんな感じ、
個人的には1ページ目の「付き合ってください」以降は全部妄想だと思ったし妄想をマンガにしたから何なの?って感じた

現実なのか妄想なのか分からなくて混乱する主人公の感覚を読者も追体験できて面白かったです。

俺の感想
現実と妄想をごっちゃに描くことで読者に謎を与える漫画。
考察が好きな人にハマるかもしれない。
個人的には明らかに妄想として描写されてるパートが、その妄想1つ1つが見てて面白いと感じられず急に変なテンションで展開を始めてて困惑させられるだけのものに感じてしまった。
ただ、改めて読み返してみると妄想シーンの描写は、その1シーンだけ切り取って読み返すと中々華がある。
漫画らしい楽しい描写をしているように感じた。でも最初から流して読むとやっぱりなんだこれってなった。

屍のネクロ 俣野響

薬物中毒で死んだとされる問題児の兄の死体が葬式中に謎のエネルギーを纏い動き始める。

ネット上の感想
今回のGIGAで1番笑った作品。
お葬式のシーンから始まるのでシリアス系なのかなと思ってたら全然大暴れしてた。
死体が口からビームするわ、うんこ頭みたいな博士が出てくるわ、。
1番笑ったのはマグロネクロの所です。
バトルシーンも兄の扱い雑ゥゥ!!でもこんなにふざけてるのに話はしっかりまとめてあるから凄い。
家族って1番近くにいたはずなのに意外と分からないもんよね。
最後の「本当に死んでんのな」の所が切なかったです。

最近あまり見かけなくなった大型トラックネタを久々に見れてめっちゃ嬉しかった

謎の勢いとシュールさが好きです
やってること結構とんでもないしプラマイゼロに持っていくのは無理があるんじゃない?ってちょっと思ったけど、兄貴ガードと兄貴落としでケラケラ笑ったので全部オッケーという気持ちになりました。唯一無二の世界観。

兄貴の迷惑かけるけどいい奴設定とか倫理観とか無茶苦茶だしキャラデザも厳しい

俺の感想
「薬物中毒死に見せかけて遺棄したじゃろ」がめちゃくちゃひどいことがさらっと言われてて面白かった。
死体で展開される物語が面白いと思うけど、意思を持って動いてる感じがあるからか、死体感がなくその面白さがあまり感じられなかった。逆に、ラストシーンは死んでることがしっかり伝わってくる描写になっていて何とも言えない悲しさが胸にジーンと広がった。

鴉間さんに狙われている!! 頑吟次

友達が多く、誰とでも仲が良い主人公。
しかし主人公のことをやたらと睨みつけてくる幼馴染の1人とだけは未だに仲良くなれず・・・。

ネット上の感想
鴉間ちゃんの回想に入った時、胸にじんとくるものがありました。戦闘シーンでは剣道もボクシングも柔道も全部応用していて鴉間ちゃんが相当努力したんだなということが伝わってきて良かったです。最後、あの時できなかった握手で終わるのめちゃくちゃ良いな…。読んだ後に素敵な気持ちになれる作品でした。

小さいコマが多かったけどバトルシーンは良かったと思った
最後らへんは巻きで無理矢理まとめた感があった
メガネが大きすぎるのでもっと普通のサイズにして可愛いキャラにしたらいいのに

鴉間さんカッコ可愛いね。
ずっと険しい顔してたけど終盤で見せる笑顔が素敵。
刃物持ったおじさん三人衆は登場シーンの絵面が完全にギャグ。

絵、お話、コマ運び、集中線をはじめとした各種効果、どれもハイレベルな快作でした。

俺の感想
メダカの世話を率先してやる優しい奴だから絶対に友達になりたいというその考えこそ優しいように感じた。
友達が多い理由が感じられる。
ストーリーはかなり見え見えだけど、そういったキャラクターへの好感度からか退屈しなかったし読後感が良い。
あと最初の主人公がビビり散らかしてるシーンが面白くて笑った。

サカサマシンドローム 鬼木希乃

天邪鬼な発言を続けることで体が重力に逆らってしまう病気にかかった捻くれ者の主人公。
病気を治すため捻くれた元を解消することに。

ネット上の感想
急性サカサマ症候群…耳が痛い内容ですよね笑 逆張り人間には。
普通のギャグかと思いきや最後のカタルシスがかなり強め!
読んだ後の満足感という意味ではトップクラスだったと思います。

マリトッツォをdisるくだり、作者さんの本音か?ってくらい鋭い罵倒が次々飛び出るから笑っちゃった。
いやそうはならんやろ!っていうフェンスの外れ方も笑ったけど、そこからの流れと清涼感のあるオチが綺麗で好き。

中2男子あるあるが上手く表現されてたと思う
浮かんでる時はパンツ丸見えでヤバそうだ

サブキャラ(医者とか母親とか先生とか)が良いキャラしてるよね。屋上で助けるシーン、サカサマ症候群を上手く使ったアイデアで面白かったし落下時のセリフやコマも工夫があって楽しかったです。

すっとぼけたユーモアセンス好き 主人公のウザさ痛さが◎

俺の感想
主人公が捻くれた理由が特別になりたいからという間違っているのに共感できるもので説得力があるのがよかった。
最後の解決法も逆さまの主人公だから助けられた方法で良い。
主人公が逆さまであることを利用して所々上下を反転した構図が描かれていて、それが独特で面白いとは思うけど読みづらくストレスに感じてしまった部分はあった。

レンズ越しのあなたへ 伊藤ほち

50年前に亡くなった女性の幽霊が見えるようになるカメラを手に入れた主人公。
幽霊から自分の旦那と子どもを探して会わせてほしいと頼まれ・・・。

ネット上の感想
その幽霊の見た目からもある程度の展開は想像できるのですが、筋が通った一本の話になっていたので、一本の映画を見たような満足感がありました。

ストーリーはちょっと強引なんだけど人情ドラマに徹してるせいかあんまり気にならなかった 画力が追いついたら少女漫画並に繊細な作品を描けそうで期待

とても心に残る素敵な、まるで良質な短編映画を観たような読後感でした…。
素晴らしかったです。

俺の感想
フリップによる幽霊の一言がいろんな場面で味を出していたように思う。
幽霊が50年前に死んだ既婚女性というのも新しく感じて物語がどういう展開をしていくのかが気になって読めた。

シャッフル 浦飼キイチ

校則が厳しい学校、卒業間際に生徒全員のスリッパがすり替えられる事件が発生。
自分のスリッパを取り戻す過程でみんながいろんな人と会話しいつもと違う雰囲気が学校中に流れる。

ネット上の感想
一つの出来事から連鎖的に登場人物の関係に変化が生じるという内容は読んでいて面白かったです。
読み切りという短い枠の中でもキャラを立てるのが上手かったので、この方が描く、練りに練られたキャラクターを見てみたいと思いました

うーむぶっ飛んでる。
スリッパの交換によって生徒たちの交流が広がっていく話。
学園モノでこういう方向からのアプローチもあるのかって思わされました。
怒ってる時の先生たちの顔がやけに狂気的でジワジワくる。河野くんはどこからちくわ出したんだ?

不思議な展開に個性的な登場人物、全てが魅力的でとても面白かった

ちくわの違和感以外は好きやねん

たった1日の、変だけど等身大の出来事が一生の思い出になるんだろうなというのが実感として伝わってきた。


俺の感想
いろいろとシュールな描写が多くて良かった。主人公の髪の毛が静電気でぶわっとなってるシーンなど。
スリッパを入れ替えるといういたずらは発想が面白い。
作者独自の発想で展開された漫画。

神の剣 世同

なぜか体から剣が出る主人公は、剣の神に仲間を殺された男に拾われ生きていた。
自分の正体がなんなのかが掴めず悩む中・・・。

ネット上の感想
心情の表現がよかった
なぜ娘として育てるようになったか、なぜ父にモヤモヤを抱えていたか

剣に親子2人の後ろ姿を映す演出オッシャレ〜。容赦ない血みどろさが良い!

とどめのシーンの描き方が本当にかっこいいし、戦闘シーンの構図、少し珍しい感じがあるのに読みにくさがなくてとても良かった。

最後父さん呼びになるのが良いね

主人公がずっと目を開いているの人外だからかなぁ

俺の感想
背景がしっかり描かれているからなんだろうか、この作者の漫画は世界の雰囲気がしっかり感じられる。
記号的なファンタジー世界じゃなく現実にない魅力が感じられる描写。
メノンのいろんな表情は読んでてほっこりしたから悪役だったのは悲しかった。

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