ジャンプGIGA 2021 SPRING 感想まとめ

2021年4月30日に発売されたジャンプGIGA 2021 SPRING。

ジャンプの増刊号であるこの雑誌には、新人作家の漫画が掲載されています。
本記事ではそれらの漫画の紹介と、ネット上の感想をまとめました。

ドロンドロロン 大須賀玄

一般人以下の能力しか持たない主人公が己の力を信じ抜き侍として戦う物語

ネット上の感想
絵はうまいし、ソツのない出来栄え、この作者の個性であり毒でもある部分もソフト

連載経験者だけあって一定のクオリティではあるけど、ソレだけで期待できそうな内容じゃなかった

クサナギが可愛くて良かった。ただ、後もう1歩面白ければ…とは思った。

ストーリーはどこかで見たことがありそうな読み切りといった感じで特段突き抜けた所は感じられなかった。演出は悪くない。特に性格の悪い顔が上手だった。

見開きの迫力、物語構成、努力と友情、キャラの性格の良さ。
まさかここまで洗練された読切になろうとは思ってなかった。この路線結構好き。

俺の感想
宮本ブルースが良いキャラしてるしかっこいい。
ただ努力を続けるでなく努力を楽しめることを反則的な強さだとしていることも
なかなか新鮮味のある理論付けだと思った。

忘却の僧侶 上村太心

魔王が支配する世界。人類最強を謳われた「戦士サイトウ」は2年前、謎の失踪を遂げる。
そんな中、魔王を倒して名声を狙うかけだし冒険者リリスが出会った謎の僧侶がすさまじい力を発揮する。

ネットの感想
ソツのない出来栄え、絵がトガってるから話はとっつきやすいぐらいが良いのかも。
想像を超えた自由さ。

主人公にドラクエ僧侶の帽子をかぶらせる発想がクレイジー。
一目でアホ漫画とわかる。
それでいて僧侶の仕事を全くしないところ、ヒロインが金的蹴りでライバルを倒してしまうところがさらにアホだった。

本誌連載に手が届くところまで来てこんなふざけたマンガを描いてる作者が怖い。

最強僧侶の使う言葉選びが良いセンスw任セロリとか

オチは冒頭から見えていましたが そのオチに向けて綺麗にまとめて行った感がうまかったです
あと背景とかの書き込みすごっっ!!!

俺の感想
絵が好き。特に顔の描き方が良くてキャラがアップになってるだけのコマに目を惹かれた。
読んでてなんとなくファンタジー世界の魅力を感じる。Magicoと近いものを感じた。

戦装束を纏って 谷崎修平

纏う者に力を与える代わりに心を狂わせ殺人鬼へと変えてしまう戦装束。
心を取り除くことで戦装束に支配されることなく力を手にした主人公「鎧」が戦装束により暴走する者たちを止める。

ネットの感想
開頭手術の設定が酷すぎてクール。この主人公にはこれまでにはない魅力を感じる。
糸目の姉さんも価値観が狂ってそうで期待したが、こちらは意外といい人で残念。
共感できるキャラはイブキがいるので姉さんは怖い感じを残しても良かったのに。

時間がなかったのか知らないが、トーンのない作画は遠近感がなく見づらい。

最後に主人公が命令を無視するところが見せ場のはずだが、命令の印象が弱いので感動できなかった。気になる点も多いが、キャラと世界観はいいと思う。

練りこみ不足な感じで惜しい印象 設定やキャラ自体は良かったと思う

キャラデザ、キャラの内面、ストーリー全て結構好み。でも売れそう!といった感じはあまりしない。ちょっと地味。

背景を書き込むときと書かないときの落差が凄い。
書かないときは全く書いていないし(のわりになぜか服装に線が多いから世界観を構築するのは好きだけどアウトプットが間に合わないといった感じなのかなと思う)、一人で書いてるのか、遅筆なのかなと思った。

姉弟もの!画力高っ!!そしてめちゃくちゃ好みだ。
好きなタイプの話だった!
お姉ちゃんめっちゃ可愛いし、バトルは見応えあったし、設定も良かった。

わたし装着系バトル好き!
バァァァァンダークでファンタジーな戦装束のデザインと陰惨な中にも希望ある設定がいいですねぇ
独特な丸みのある顔の描き方と荒々しい戦装束のギャップがナイス
悲壮さとダークな雰囲気が上手く組み合わさっており、読切の1話としてのストーリーは程よく纏まってた

弟を愛でる姉と無感情な弟という関係性は過去が見えてこないと感情移入が難しい。
画は凄く上手いと思うけど、コマとコマの繋がりとかアングルや視線誘導が滅茶苦茶でアクションとしては最悪。台詞の文字も小さい上、画数の多い漢字にフリガナまで付くのだから読みずらくて仕方がない。

俺の感想
呪々の番兵が好きでこの作者の漫画には期待している。
絵が魅力的。最初のザッて登場するシーンからもうかっこいい。
城内に侵入するシーンもかっこいい。たくさんかっこいい。
そして女キャラも可愛い。
魅力的な部分がたくさんある漫画だと思う。
ただ正直、これだけ魅力を感じていながらも読んでいる間あまり楽しいと感じることができなかった。
作品に入り込めずついていけず、置いてけぼりになってしまっている感覚になってしまった。
なんかもっとわかりやすく入り込みやすくなれば一気に爆発しそう。
入り込みやすい作りであれば内容が割と陳腐だとしても絵が良いから好きになれそう。

ツーバウンド 乾修太朗

テニスの才能を持つ双子の兄は、弟に負けることを恐れてテニスから離れてしまう。
そんな兄をテニスに連れ戻すべく弟が説得を試みるが・・・。

ネットの感想
サンドストームの作者がいないなと思ったら、まさかの路線変更。

「頭文字D」の次が「セーラーエース」だった的な

作画はレベルダウンした印象。
特に前半は目を引くコマがなく、うっかり読み飛ばしたくなる。

ワンバンはセーフというテニスのルールを哲学にしたのはうまい。
ほかにも「慣れも才能」など、独自理論に魅力を感じる。

双子で同居しているのに、新学期はじまってしばらく経ったこの時期にいまさらテニスをなぜ辞めたか話しはじめるのは変。

個人的にはそれなりに良かった けどもう少し推敲してほしい部分がチラホラあるな…
話も演出もそこそこ上手いけどうおおおお!!という感じはしなかった。

迫力?勢い?があまり感じなかった。じわじわ来るタイプ。
人間ドラマ系普段書いてるんかな。そっち上手そう。あるいはバトルとか。

テニスがわからなくても、負けたことない人、負けることが悔しくてやめたことがある人にめちゃくちゃ響く漫画じゃない?めっちゃ出来いいじゃん!!

試合のシーンの迫力すごいし、前作のSAND STORM BORDERSを見てるとどんな題材でも行ける作家の実力があると感じた。
1バウンドまでならセーフというセリフの力も強い。
挫折のきっかけになった強者との圧倒的な差が読者にもうちょい伝わればもっと共感できたと思う

俺の感想
面白かった。
スミヤが良いキャラしてると思う。
「ラケット持つとせきが止まらないとか」や「それだよユキヤ」のシーンの表情が良い。
飽きたから辞めたの?とかラインスタンプ連打のギャグシーンも笑えた。
テンポも良いしさくさくと楽しく読めた。

さらば!チェリーボーイ! 外薗健

ヤクザの下っ端である主人公が人を轢き殺すとその仕事ぶりが周りから評価され可愛い女の子とも仲良くなることができた。そのままチェリーボーイにさよならだ。

ネットの感想
何もない内容よりかは当然良い、だがこの一回きりの作りを連載に出来るのか

岸本斉史かと思ったらタランティーノか。

女が罠なのは予想できたがナルトが射殺されたのにはびっくり。そこで話のトーンも一変するのが良い。ラストシーンも洒落ている。
ナルトがちょろいのは童貞だから良いとして、大人びた内容のわりに検事と女の馴れ初めが幼稚。ナンパされてついてく殺し屋もナンパした女の素性を調べない検事も警戒心がなさすぎてリアリティに欠ける。

とんでもない尖り漫画で草

話が読み切りとしてかなり得点が高い。凄い映画っぽい。絵も演出も〇。この調子で長期連載できたら強そうだけど、面白い読み切りを描く能力と面白い長期連載を描く能力は別だと思っているので怪しい。期待はしている。

コメディぽい入りからの流れの変え方惹かれるものがあった 目が怖くて良い

展開に意外性があって中々面白かった。
主人公との会話の回想を挟みながらどんどん人が死んでく流れが引き込まれた。 画力や会話劇をもう少し鍛えればより良い作品が出来そう。

俺の感想
主人公(っぽい少年)が人を殺すところから始まる展開に新鮮味があり期待を持って読めた。
アニキに裏切られる展開が来るかと思ってたからその予想が裏切られたのがうれしい。
目を引くタイトルでそこに読者を騙すポイントがあるのも遊び心があって面白いと思った。

累々戦記 雨宮健人

友人の才能に嫉妬する心を怪異に付け込まれたヒロイン。
怪異の根源を知る主人公がヒロインを救うため立ち上がる。

ネットの感想
絵はムラがあるが、いいところは凄く上手い。最後の首を切るシーンなんかはかなりしびれた。

双子の弟が宿敵という設定は面白いが、そこに辿り着くまでが退屈。

まず事件がはじまるのが遅く緊張感がない。
ヒロインの身に何も起きてないのに祟りの説明とかされてもね。

霊障の原因が絵のうまい友達への嫉妬、というのも非常にありがちでつまらない。
学園ホラーで動機が嫉妬かいじめになるのはある程度仕方ないが、たとえばBLEACHの読切はヒロインの父親が主人公に嫉妬する話、呪術高専はいじめられっ子が怨霊の力でヒーローになる話と、売れるマンガはそれなりに工夫している

ちょっとペース配分を間違えた気がする 前半の導入部分を削って後半の見せ場を優先して欲しかったの

絵のレベルが非常に高く、どことなく「仄見える少年」を感じる。
だが仄見えは全て高水準だが特段強く刺さるところも無く消える惜しい漫画という前例になってしまったのでどちらに転ぶかは謎。見開きでの殺さなきゃは結構良かった。

怪物然とした見た目ではあるけど、ツインテと身体つきに女の子らしさが残ってて散り際(仮面にヒビが入ってそこから闇成分がこぼれ落ちていく)演出も良き

こういう人の心に巣食う系怪異の現代ダークファンタジー(?)すごい好き
絵柄最高(直球)
蒼葉、頼りなくて何も考えてなさそうなのに闇深めなの最高。見開きありがとうございます

画も展開もキャラも情報量は結構多いけど、無駄の無い描写で自然とすんなり読める。
最後が爽やかなのも良い。次回作にも期待

圧倒的に累々戦記がすきだった〜〜〜〜絵も綺麗でかっこいいし、話もめっちゃすきだったなあ

俺の感想
ヒロインの黒い心理描写が生々しくてよかった。
だからヒロインの変身シーンに安っぽさがなく納得のいく戦闘の始まりが描けているように感じた。
最後の攻撃シーンや最初にヒロインから黒いのが出るシーンなど目を止めて絵を見てしまうコマも多くてよかった。

コマンドギャル姫丸! 佐藤子馬

一流の兵士として高い戦闘力を持つヒロインは自分の後継者として喧嘩にあけくれる主人公に目をつける。

ネットの感想
好き、WJに載れるかは知らん

権藤のつっこみは正直笑えないが、姫丸の暴力がそれを補ってあまりある面白さ。

可愛くてパワフルな絵柄も良い。ポニーテールの動きはなんだろ。

勢いで押し切った感じは良いと思う 今後に期待

フランス語喋って、からのフランスパンは好き。

フランスパンめちゃウケた

権藤の読者目線で感情移入しやすかったり、分かりやすいキャラ設定など色々と工夫してあるのでとても読みやすくて良かった。数学の久保田先生好き。

俺の感想
転校してきたヒロインの自己紹介シーンにインパクトがあってよかった。
序盤の恐ろしい目的を淡々と述べてる部分も面白い。
あとフランスパンのシーンで髪の毛がびゅんびゅん揺れてるのがかわいかった。

DDDDODGE 田中邦明

瞬発力に自信はあるが、これまで何にも打ち込まず生きてきた主人公がハンドボールに出会う。
ガチでがんばるのは性に合わないと考えていた主人公だが・・・。

ネットの感想
本誌にちょっと前に載ってたラグビー漫画と同じ波動を感じる、悪くはないんだけど

ハンドボールマンガでタイトルがドッジはどうなの
バスケ等にないハンド固有の面白さは描いているのでマイナースポーツ物の俺的最低ラインはクリアしている。

試合に出られないのに部活を頑張ってるヒロインが健気で可愛い。
彼女だけで2点くらいの価値がある。
逆に主人公は陸上を辞めた理由が安易でちょっと不快。メンタル弱すぎでは?

ヒロインや題材の生かし方は良いだけに主人公や展開をもっと魅力的にできれば本誌でもいけるかも

スポーツ漫画のテンプレ文脈なぞりました感ある。作品の個性が競技の種類しかないといった印象。

DDDDOGDEが一番期待。スポーツそのものを描く気概を感じたので。
友達もヒロインもイイ味出してる。主人公のキャラデザが普通過ぎて見失うので何か着けてほしい。

かわいい女の子と「空中感」が良かった。

俺の感想
序盤の主人公グループの軽いノリが読んでて楽しかった。
「一瞬速ければ十分だぞ」のシーンがなんか好き。
ハンドボールのことは全然知らないけど、たった一人かわせばゴールが目の前にある球技って部分で豆知識的な面白さも感じられた。

リュウビト 角田拓海

人と竜族が争う世界。
2つの種族の架け橋となるべく、竜族の主人公が人間側に加担する。

ネットの感想
善人が好かれるのは当然だが、やりすぎは逆効果。

いつかお前とシシダンゴを食うためかな、はカッコ良かったが、一族を皆殺しにされたけど人間と楽しくやりたいんだは狂気を感じた。

作者は善人のつもりで描いているのに、読者からは偽善者や狂人としか思われず、主人公が支持されないまま打ち切りというのはわりとよく見かける光景。

読切は勢いでごまかせても連載で掘り下げた途端ボロが出そう。
作者のやりたい事が上手く描き切れなかった感じがする 全体的にキャラの言動に共感しづらい

俺の感想
息吹で戦うのが新しくてかっこよかった。竜っていう設定にも合うし。
敵に対する「いつかお前と団子を食うため」というあたたかいセリフが好き。

幽焔の悠 迫賢利

悪鬼羅刹を討ち取るための強大な力を持つ主人公はその力故に人々から恐れられ孤独に生きてきた。
主人公の力により体から魂が抜けてしまったヒロインは主人公に恐れず接してくれて・・・。

ネットの感想
ネーミングセンス悪くない。敵のデザインも悪くない。でも肝心要の必殺技の描写が若干残念。ドクロとかその前で剣を持つのとか格好良かったけど、フィニッシュ真っ白でなんで??ってなった。もうちょっとで中二病系バトルマンガになれそう。

面白かったし、作者の性癖が良くわかった。セーラー服の女の子って可愛いよね! ボスさんがセーラー服着てる必要は一切ないのにセーラー服着させて下乳出してるの、これを性癖と言わずしてなんという。私はとてもいいと思うよ!

悪役の彼女にも辛い過去…。悪役と主人公の境遇が近くて主人公も一歩踏み外すと…という構図が危なっかしくて、且つ主人公が映えて好きです。

敵にはすごく魅力があると感じた。バックボーンまで描けてるのは凄いと思うし、一枚絵のインパクトも強い。黒髪ロング出しとけばどうにかなる論。ただ、主人公の能力はもう少しシンプルな方が良いし死体放置などガバ行動も気になる。

俺の感想
命を捨てる覚悟で主人公に優しくしてくれた育ての親が胸に来る。
泣きながら食われてる敵の過去シーンも真に迫るものがあってよかった。
あと若干独特な主人公の鼻の描き方もなんか好き。

ギャルスパかんにゃー 原作 伊原大貴 作画 よた

スパイとして命懸けで働く主人公の元にやってきた仕事仲間はギャルだった

ネットの感想
恋するワンピースははまらなかったが、これは笑った。

半ば意味不明なギャルの言語感覚と先の読めないかけあいが楽しく、足をひっぱるばかりと思いきやギャルの知恵で事態を解決してしまうところが痛快。

かんにゃを助けに戻るところなど竹田に好感度を上げる見せ場があったのも良かった。

一番好きなのは「魚も酸素必要だわ」のところ。

センスは良いのに設定や展開が物足りないと言うか配慮が足りない気がする

恋ピの人、やっぱイカれてるわ…

テンポよかったしツッコミも面白かった。
ただ、声に出すツッコミは若干寒さを感じてしまった。心の声のツッコミは面白かった。

緩急あるギャグでわかりやすかったし良かったと思う。
実績者が原作やってるってことはあると思う。
青酸カリカプセルの下りはなんかずっと気になってたけどそんなに大きく回収はされなかったことくらいが心残り

俺の感想
読んでて何回も笑った。
かんにゃーが良いキャラしてて言動が面白いしキャラデザも可愛い。
そして何より男のツッコミが面白さを引き立ててたと思う。
連載したら読みたい。
ただ個人的には男のツッコミ横顔の描き方は冷めてしまった。

如月さんとミダリな呪い 三雲狸

着てる服がエッチになる呪いにかかった天然なヒロインを救え。

ネットの感想
絵は上手だし、かわいいしエロイことはエロイが絵がちょいと古風だな

女の子が可愛くてエロいだけのマンガ。それ以上なにがいるというのか。

コスチュームになにか規則性があると展開が広がると思う。

ガーターベルトはパンツの下に通すっつってんだろ!!!!愛も知識もこだわりも無いくせにエロ衣装に頼ろうとすんじゃねえ!!!!!

直球勝負で好印象。最後のオチがいまいちだった。

俺の感想
膝枕されてて下アングルからの胸の谷間が見えてるシーンがエロいと思った。
ヒロインがもっと理性的であったほうがラッキースケベ感が出て良いのではないかと思ったけど
そこらへんは個人の好みなので何とも言えないなと思う。

一矢報いて春から逃げる 泉博士

前世で大きな徳を積んだ聖人である主人公に恋人を作ってあげるために縁結びの矢を持ってやってきた天使のヒロインが、誤って片方の矢を自分に刺してしまい・・・。

ネットの感想
絵も話も可愛いしなにげにアクションも上手い。それ以上なにがいるというのか。

悪くはないけどもう一つ何か欲しいって感じ
編集部よ…掲載順は配慮してくれ

絵かわいいし、話よくできてるし最高

メガネ先輩天使が敵ポジだけど適度にダメで憎めない。表情豊かでツッコミ良し!

めっちゃ好きだあぁぁぁぁぁ!

絵とギャグとキャラとテンポとストーリーが全部好みでした

マリーさんのポンコツ感嫌いじゃない。表情も多彩だし可愛い。

ありがちなヒロインて感じじゃないのか好感度高い!恋心に困惑する描写がグッとくる

赤面と呆れとが同居する顔がすこぶる良かった。

男の子もう一味ほしい。

俺の感想
絵が上手い。
扉絵のクオリティもそのまま本の表紙にできそう。
黄金の矢が天使に刺さってることが発覚するページにインパクトがあって読んでて盛り上がった。

ニゲラ 佐藤聡紀

怪獣が跋扈し人間が追いやられている世界。
生身で怪獣に渡り合える謎の存在「ニゲラ」がめちゃくちゃに暴れまわる。

ネットの感想
キャラは個性的だが、このキャラを正当化するにはよっぽどすべて破壊されるべき世界にしなきゃいけない。

飛ばしすぎ。
キャラもストーリーも独創的で引き込まれたが、全体に不快成分が強く後味が悪い。

ニゲラにはほとんど共感できないし、彼に惹かれるリオの気持もわからない。
親に虐待された過去が関係あるのかも知れないが、最後のふざけたコマで考察する気もなくなった。

詰め込み過ぎな割に見づらくて残念 不快な部分が勝ってしまう

何度読んでも味わい深くて楽しい ニゲラのぶっ飛んだキャラが印象に残ってる

主人公、悪党に見えるけど実は善人とかじゃなくて普通に邪悪だわ…ある意味すがすがしい

主人公が強烈な個性を持っていて面白い。
でもその個性を演出で魅せるタイプじゃないから売れなさそうな感じはある。
読み切りだからそれでもいいけども。
今は強烈な個性がそこにあるだけといった印象を受けるけど、その強烈な個性を演出や世界観に繋げられたら面白い長期連載になりそう。

冒頭から血の海で恍惚としてるぶっ飛んだキャラでどう進むのかと思ったら最後まで貫いてて気持ちがいい

ニゲラのキャラがぶっ飛んでていいですね。
良いんだけども、万人受けはしないだろうな。だからこそまともなキャラの視点があるっていうのが、ちょうどバランス良くていい。

グロイけど、独特な世界観で私は好きです。
こういう尖がった作品が無いとマンガは面白くない。

俺の感想
面白かった。
ニゲラがマジで気持ち悪い。でもそこが好き。
ニゲラは普通の少年漫画だと絶対に許されない悪役側のキャラだと思う。
それを主人公側に持ってきて制裁は受けるもののこれからも元気に生きていきます的なままで
終わらせるこの漫画はかなり狂ってると思う。でもそこが好きだ。
ニゲラのセリフの狂気が良い。

アマタ 笠島千誠

江戸時代、異国の血を持つ主人公は奇異の目で見られ孤独に過ごしていた。
自分の夢から目を背けて生きていた主人公だったが・・・。

ネットの感想
破綻はないがどっかで見たような話。ぬるくて薄い。外道不足。

シリアスな時代劇や異世界ものは現代劇より感情移入しづらい。
ちょっと陰口を叩かれたり、絵描きになるのを反対されたくらいでは可哀想とも思えない。

土下座しただけで舞台に上げてもらえるのもイージー。
1ページ目から強く興味を引いてくる。

「魅せる」ことに長けているなと思った。
今回の連載陣でトップクラスに連載を見据えていそう。
売れているマンガのスピンオフ描かせるだけでもある程度成功しそう。話も悪くない。

アマタ、息のあるキャラ像とトーンの使い方が綺麗で画面のメリハリが見てて心地いい!

うぉぉ!!完成度高っか!!私この作品好きだ!
絵も綺麗なんだけど、画面構成がめちゃくちゃ上手い!特に見開き!!
カラーで見たいし、なんなら想像で勝手にカラーになったわ!!

漠然と舞台に上がりたい・絵が描きたいだけでなく、この演目をやりたいとかこういう絵が描きたいとか指針があったらよかったかなあ。

白黒の漫画で「色」を表現しようとする挑戦心が感じられてよかったです。

俺の感想
見開きシーンの迫力がすごい。
最初にヒロインが筆をとりに来た振りをするシーンがかわいかった。
義兄さんが主人公に冷たいことを言ってる部分は悲しいシーンなんだと思うけど
かっこよかった。

イスカの翼 緋坂鏨

戦争により荒廃した世界。
体が弱くシェルターの中で生きてきた主人公が外の世界を見るべく知識を頼りに壊れた世界に出ていく。

ネットの感想
最初から最後まで二人がなれ合ってるだけで起伏も感動も興奮もない。

デビュー作の「お願いペンダント」が凄かったので密かに一番期待していたのだが、あれはマグレか。

超巨大人型兵器のところは凄くワクワクした。
もうちょっと治安の悪さやディストピアぽさが前面に出ていたら好みではあるけどページ数限られているし仕方ないかなってなった。
これが連載1話目ならとりあえずあと2,3話見ようかなぁとなる感じ。

地図の無い人と目的地の無い人、という組み合わせは好き。

絵も上手いしキャラ設定も世界観も良かった

前回描いてた無音の國も良かったけど、続けて独自の世界設定を作れる実力のある人なんだと感じた

俺の感想
見て聴いて触れて世界を知りたいという少年の目的が前向きでいい。
世界は広いからいつまでも君のことを待ってるという部分も。
そういうテーマとかキャラの目的意識に好感が持てる漫画だった。

CAPPA-COMPLEX 加藤九郎

カッパの血を引く主人公の女の子。
頭に皿があることを大好きな彼氏に見られないよう四苦八苦。

ネットの感想
カッパネタでこんなに良い話になるとは思わなかった。

いやマジで彼氏いい子じゃん。彼氏くんめちゃくちゃ人格者。
むしろ彼氏くんの弟、どうしてそうなった… いやー満足!

声出して笑った。
キャラの微妙な表情すごく上手で良かったな〜
週刊連載っぽいかはわかんないけど、ストーリーもキャラも良かったし、画風も「この漫画に影響されそうだな」ってわかる感じもしなくてオリジナリティあって、他にも読んでみたいと思った。

嫌味なキャラを子どもにして、他はみんな多様性を認めるいいやつって構図は嫌な気持ちにならずに綺麗に締められてる印象を受ける

扱ってるテーマは結構深刻なんだけど押し付けるような感じが無いのは作者の力量だと思う。
見開きの迫力とか爽やかなラストとかとてもいい感じなので次回作にも期待。

俺の感想
面白かった。
絵が好きだな。2ページ目、わこの登場シーンの時点でもう面白さを感じられた。
帽子を取る前のクソガキの表情とか最高。
そしてそのあと彼氏が弟に注意するシーンがグッときた。
終始彼氏が良い奴だったので気持ちよく読めたし読後感も良い。
あとわこが可愛い。

教習所の力士 長田憲之介

自動車学校に何故か力士と行司がいたよ。

ネットの感想
高校生家族みたいな箸休めマンガかと舐めていたが、教官が塩で溶けるところとそのあとの行司はマジで面白い。

ギャグマンガとしてはぼちぼち コレと言う印象に残るギャグが欲しかった

そら面白いやろみたいな設定のギャグマンガ。ノリが「ギャグマンガ日和」っぽさあって好き。

ノラネコみたいにいうこと聞かない力士なんなのwめっちゃ笑った。
こういう時大抵急発進して轢く、みたいなネタになりそうだけど、ちゃんとバックしたうえで決まり手をいうの、上手いよね。

俺の感想
「その後悔は何だよ」とか目立たない部分で地味に面白いセリフがいくつかあった。
最後行司で締めるのが上手いと思う。
「俺に残された道は一つしかないな!!」からのバックで決めるところ笑った。

あの子黒い子人魚の子 遥川潤

他人を恐れ仕事場で1人薬草の研究を行い生活している主人公の元に人魚がやってくる。

ネットの感想
人魚のやつは奥が深かったなぁ。

人魚が女の子の足を噛んで、主人公に薬品棚を開けさせる事によって主人公の過去の苦しみとか縛りから解放させるって流れ。
女の子も足を噛まれたから母親に対して素直な気持ちになれたって事で誰も不幸になるやつがいない。主人公が最後に『そっか』って言った場面、良かったよ。

主人公が何故人が嫌いなのか、というのがわかりやすかったのと、人魚の子がとにかくかわいい。
ミニキャラになってるのもかわいい。

世界観が美しい… 天才だけど子供っぽい主人公がモルーアにだんだん絆されてく姿にほっこり。

「僕は」を「ぼか」って言うのすごく『っぽい』。
完璧な棚から薬を取り出すことで母親のトラウマを乗り越える(解釈合ってます?)ときの葛藤の描写が好きです。

3ページ目のぶち抜きコマ好き。
一コマですごく世界観が伝わる。
登場キャラと世界を絞ってるから、登場キャラに集中できて読み易かった。
色々出てこない分、読み切りの限られた紙面でキャラの心の動きに集中できてとても良かった。

魚くせ…ッは草。

俺の感想
面白かった。
正直この作者の描く絵柄とか方向性は俺の好みとは別方向にある。
それでも面白く読めたんだからテンポとか構成とか構図とかがしっかり描かれていて読者を漫画に惹き込む力を持っているんだと思う。
棚を完璧な状態にしておきたいっていう独特な思考もなかなか納得できたし良かった。
話に特に大きな盛り上がりポイントがなかったり結局モルーアが何なのかわからなかったり
するけどシンプルに面白かったから個人的にはそういうのはどうでもいい。

激情マリオネット 独楽京助

とある事件をきっかけに活力を失った刑事の元に連続殺人犯に追われた子どもがやってくる。

ネットの感想
ヤンジャン味強い。初めに戦った殺戮人形のデザインは好み。

主人公が無気力な中、エンジェルちゃんの可愛さと優しさで持ち直すのはいいね。
エンジェルちゃん可愛い。あんだけ語尾をエンジェルにしてるといやでも名前覚えるの凄いな。
ロボだからアリなのもいい感じ。

二人が仲良くなる描写にかなり丁寧にしているのがとても良かった。

俺の感想
最初に出てきた人形のデザインが不気味で好き。
孤児から自由を奪って人形にするという設定がエグくてよかった。
最初に出てきたお姉ちゃんがかわいい。

サザンカ 鳥羽裕貴

誰もが15歳で魔法の力に目覚める世界。
これまでエリート街道を歩んできた主人公は魔法が発現しなかった。

ネットの感想
弟に追い抜かれた兄の心理描写はまあまあリアリティがあるが、画力不足をカバーできるほどではない。

絵が追い付いてないのが気になる 設定自体はまあまあ

ところどころ、お??と引き寄せられるけど話が合わなかったので全体としてはあまりささらなかった。過去編は好き。この人の別の話も見て見たいところ。

俺の感想
序盤、サザ兄の傲慢な部分、弟を見下してる部分が薄っすらと感じられるのが良かった。
それによって話の流れとかが掴めて読みやすく感じた。
弟の手を払うシーンで発火してるのが伏線なのも良い。

外道子守熊 川崎正義

子連れの殺し屋がひょんなことから大騒動に巻き込まれる。

ネットの感想
構図やコマ運びはアクション映画みたいでカッコいいが、ストーリーはありがちだし、登場人物は全員不細工でそんなに楽しくない。

大衆は不細工な無名俳優ばかり出ているB級以下のアクション映画なんて観ないと思う。

アングルが所々特殊。(良い意味でも悪い意味でもない)
バトルが上手いのでバトルを魅せるタイプの漫画を描きたいのかなという印象はあるが、所々表現力が追い付いていないと感じた。

セリフ良し掛け合い良し構図自在 ピンポンフォロワーだしどの方向に上手くなるか楽しみ

ラストほぼ台詞無しで進むの好き。

コマ割りにこだわりを感じるしビシバシ感じる渋さがたまらん、面白~!

俺の感想
絵が好き。構図にセンスがあると思う。
渋い作風がジャンプGIGAでは珍しく新鮮味があって良かった。
敵を爆破する前の和子の顔が痺れたね。

CHAOS HUNTERS 金子タロウ

人狼が巣食う荒廃した世界で「狩人」の主人公が人狼と戦う。

ネットの感想
絵がくっきり描かれていて非常に見やすく(黒が多いので本誌だと見辛いかも?)、個性もあり、デザインも良い。話も面白い。ただ香水のくだりは言葉の流れに若干違和感を感じた。

最後の見開きはとても格好良かった。

線にめちゃくちゃ特徴がある。
ジャンプでこのタイプの線の引き方で人気がでるかどうかは微妙なんだけど、見やすさはかなりGIGAの中でも上位。これで連載もできそう。
神父が人狼は割と良くある流れなんだけど、子供たちもいじってるのは珍しい。

べたなやつーと思いながらスルスル読み進められたのでセンス良い

ゲームチックにポップな画風とゴシックで陰惨な世界観のギャップが堪らない ド派手な見開きを始めアクションの外連味もグッド

バディである意味があんまりない。多分作者の頭の中にはある。

作家にめちゃ可能性感じた
線の太いキャッチーな絵柄でガンガン硬派にシリアス路線行けるってのは強い
主人公2人の過去や関係性が気になる
タイトルにある通り混沌を狩るなら敵の題材を人狼に縛らなくても十分面白いと思う

俺の感想
まだ22歳(?)でこれだけ完成された感のある雰囲気を描けているのがすごい。
一切鼻を描かないこだわりも恐れ入った。
戦闘シーンも動きがあってわかりやすくてよかった。

ニアとオト 平川もそ

いろんな部分がイケナイ兄弟のギャグマンガ。

ネットの感想
まったく笑えないわけではないが、今号のギャグ漫画のなかでは弱い。

状況や状態で笑わせてくるだけじゃなくてちゃんと面白い掛け合いをしてくれるので笑えた。

初っ端から笑ってしまった。
鳩胸先生とかかずかず先生の後継者では?
GIGAをここまで読んで一番笑ったギャグ漫画かもしれない。(あ、でも伊原先生の狂気度にはやはり敵わないか…そもそも勝てる人いるの?)最後のパカライオンの効果音とか笑うでしょ。

ページ数短かったけど見せゴマが悉く決まってたイメージ 
ペアルックと突然の馬でフフッwてなった 
基本兄→弟の内容だったので2本立てで弟側からの異常アプローチも見てみたかったかな…

俺の感想
なんかすごい漫画だった。
筋肉質なライオンの描写が印象に残る。
ライオンに噛まれた「うおおおおお」の心理描写笑った。

VSイフリート-傾向と対策- 水上湘太

少年の前に現れた悪魔。
恐れおののく様を期待する悪魔となんのリアクションもない少年のバトルが始まる。

ネットの感想
もっと自然な絵柄で勢いを重視した方が笑えたと思う。

かなりできる守くんとちょっと抜けてる?
イフリートのコンビ好きです♡続きを読んでみたいです!

傾向と対策の仕方が面白かったので、他の方法見れるなら短期連載とかしてほしいですね。

インパクトあって次々先が気になって面白いと思う

掛け合いが楽しくて好きだし発想も好きだ

新人離れした完成度の高いストーリー! そして凄い画力!
ツカミからオチまで完璧じゃないですか? 新人賞の作品でこんなに面白いってことがあるんですね。

俺の感想
悪魔っ子がきゃっきゃする萌えコミカル漫画かと思ったら割とシビアな
雰囲気のコメディ漫画でいい意味で裏切られて楽しめた。
子どもが泣くシーンで「この流れあんま好きじゃねえな」と思ってたらそれにも裏があって
作者が自分の上を行っている感覚が持てた。

詩春期 朝倉ジンユ

詩書きの高校生である主人公は詩を書く理由を感じられなくなっていた。

ネットの感想
先生とライバルの見分けがつかない。
じわじわボディーブローのように効いてくる「人生」を描くお話。

「憤り」や「欲求」という、誰もが一度は抱くけど上手く表現できない感覚を綺麗に言語化しているので読んでいて気持ち良かった。
自分もこんな人生歩んでみてぇ~ってなる。文字が多いという意味ではなく、登場人物の心情をきっちり描くという意味で読み味が小説に近いなと感じた。
まるで涙が落ちて原稿が滲んだかのようなフキダシや「言葉があふれ出している」と真に思わせる表現力が良かった。

私も実は高校の時に詩を書いてたのでわかるのですが、他の人が書いてないようなもの書きたいという気持ちが良くわかって、なんとも言えない気持ちになりました。
思春期特有のあのモヤッとした感覚をちゃんと言葉にし、絵にして作品として昇華できるのは本当凄い。

こんな物語俺にしか描けんぞ!という作者の熱量を感じる作品
本気で好きじゃないと取材とかが大変そうな題材で非常に難しそうだけどよくまとまっててすごい

俺の感想
すごく癖の強い作品だったけど結構好きだった。
どこが良いとかをあまり書く気になれない漫画。
なんでだろう。理屈じゃなく感覚的に「なんかいいな」って思ってるからかもしれない。

炎天 外薗健

ライバルに一歩リードされる主人公。
周りから別格扱いされるライバルに対し、主人公だけは追い付き追い越そうと食いかかる。

ネットの感想
アクションもストーリーもよくできているが、こうやってキャラまでナルトに寄せてしまうと、ナルトのコピー商品にしか見えないので、素直に楽しめない。

今回のジャンプGIGAで一番熱くて続きが見たいと思ったのは外薗健先生の「炎天」ですね、世界観の雰囲気と二人の主人公がすごく良かったです。
王道なのにすごく熱くなれてとても”良い漫画”だと思いました。

とどめの一撃の描写はとても良かったけど、殴り合う描写はあまり得意じゃないのかなと思った。
決めるところを120点で決めるマッシュル、ヒロアカタイプ。
強さ、不穏さのような雰囲気の出し方が結構上手だったのでバトル漫画合っていそう。

霊獣ってアイデアは面白いしジャンプ読者の少年少女にウケると思う。
厨二心擽る。私も霊獣出したい

俺の感想
終わり方が好き。
実力によらないライバル関係が熱くてよかった。
「お前にじゃありません」のシーンは意味合いとかセリフ含めてかなり好き。

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