グラスホッパー

グラスホッパーを読んだ。

ネタバレあります。

複数の登場人物による群像劇。
どの人物も間違いなく悪を行っているはずなのになぜか好感が持ててどの視点の話も楽しく読むことができた。
でも鈴木の視点で敵として現れた蝉と鯨は怖かったな。
そいつの目線で語られると応援したくなるのに客観視になることでこうも印象が変わるものかと驚いた。

最後の描写は幻覚の目覚めっぽいけど、あれが隠喩?的なものなのかそれとも本当に今までのことが全て幻覚だったのか気になる。
後者だったらものすっごく怖いよな。
ラストの次のシーンはひよことの車中ってことになるんでしょ?絶望やんけ。
でもこれが鈴木の視点だけで書かれた話なら全て幻覚ってのもわかるけど蝉と鯨の視点も出てくる以上描かれていることの全てが鈴木の幻覚ってのはおかしくないかな?どうだろう。
にしても最後電車の描写が出たときは「絶対鈴木押されて死ぬわこれ」って思ったな。
怪しいくすりを売り続けた鈴木も清算みたいな。

この本はSNSで知り合った人に紹介されて読んだ本で、読み終わったしすごく面白かったからその人に感想を聞いてもらおうと思ってたんだけど今さっき見たらその人のアカウントが消えてた・・・。
まるで幻覚みたいだよ。寂しい。

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