エアコンを操作する日立製のリモコン「RAR-3R1」が壊れてしまいました。

起動や運転切替はできるのですが、画像赤丸箇所の時間設定やタイマー機能がボタンを押しても反応しません。
時間表示も18:88とおかしくなっています。

調べたところ修理を頼める場所もなさそうだったので、自分で修理を試みることに。
今まで電気機器の修理などは一切行ったことはなく、正直かなり適当にノリだけで行いました。
先に結論を書いておくと、上記の反応しないボタンを直すことはできましたが、だいぶ力押しのやり方をとっていますので同じ故障で悩む方は私の真似はしない方がいいかもしれません。
とりあえず分解
分解・・・の前に電池を抜きます。

電池さえ抜いておけば分解してどこかしらを触っても電気で負傷する危険は回避できるだろうと判断しました。
電池を取り外し、電池入れの上についていたネジを外して分解を試みます・・・が、
全くケースが外れない・・・。
どう力を入れても外れませんでしたので、マイナスドライバーを隙間に入れ込みテコの原理で無理やりケースをこじ開けることにしました。

この段階でかなり無理のあるやり方をとっているので、本当は素人が下手にこんなことをしない方がいいのかもしれません。
でも続行し、全体の半分くらいまでこじ開けることはできました。

でもここまでです。
これ以上は開けられませんでした。
(これ以上力を入れると割れそうで怖かった)

画像だと全体が外れているように見えますが、半分より上の部分はまだハマり込んでいます。
これ以上開けるのは無理と判断し、この開いた隙間から基盤を洗うことに。

本記事はリモコンの”修理”と書いてはいますが手の込んだ工程のやり方は全く知らず、
ただ基盤を水で洗うことだけを目的としています。
(YouTubeで基盤のほこりをとるだけで機器の修理を行っている動画を見たので)
ティッシュを水で濡らし基盤を拭き、普通のティッシュで水を拭きあげ完全に乾くまで待ちます。
基盤は電気さえ通っていなければ水で濡らしても大丈夫らしいですが、濡れた状態で電気を通すのはNGだそうです。
時間を置いて完全に乾いたのを確認し、リモコンの部品を元に戻しました。
しかしここで問題が発生。
運転停止ボタンが押しこめない事態に・・・。

力を入れても押し込めず、常にボタンが押された状態になっていました。
確認したところ、上記ボタンはその上にある液晶部分と繋がっていたのですが、無理に分解する中でボタンと液晶が割れて分離してしまっていました。
こういうことがあるから、やっぱり素人が無理に修理すべきではないですね。
ただ、ケースにしっかりハマる位置にボタンを入れなおしたところ、ちゃんと押せるようになり正常に使用できるようになりました。
危なかった・・・。
ということで再度リモコンを組みなおし、ネジを締めて完成です。
(このケース、がっちりハマっているのでネジを止めなくても問題ないようには思いますが )

故障個所のボタンを確かめたところ・・・なんと時刻ボタンを押すと液晶の時刻部分を調整することができました。

そのまま時刻合わせボタンを押すと、正しく時刻設定が行えることを確認・・・!

タイマー機能など、他のボタンも正しく動作することを確認しました。
正直、この結果は驚きです。
適当に基盤を拭いただけなのに・・・。
意外とそれだけで解決する場合もあるのですね。
ただし無理やりこじ開けた弊害もあり、
リモコン右側が完全にはハマらず隙間ができてしまったり、側面にバリが発生してしまったりしています。

ボタンが直りはしましたが、いろいろと問題のある修理方法だと思うので参考にされる方はお気を付けを。