ZIPPOライターの芯(ウィック)をメンテナンスしてみた

ZIPPOライターの芯(ウィック)が真っ黒になっており、火の点きが悪かったので芯を引き上げ黒くなっていた部分をカットしてみました。

黒ずんでしまったウィック

オイルを入れたのにZIPPOが点火しない。。。
疑問に思いZIPPOを見てみるとウィックが黒ずんでいることに気付きました。

この状態では火の点きが悪いらしく、ウィックの手入れを行うことにしました。

ウィックの手入れ

ネットで調べると、ウィックをピンセットでつまみ上げて引っ張りだし、黒ずんだ部分をハサミでカットすればいいとのことでしたので、早速ウィックを引っ張り上げてみることに。

・・・しかし。
ピンセットで掴んで力を入れても全然上がってこない・・・。

引っ張るうちにウィックがバラついてこんな状態になってしまいました。

ZIPPOの中に詰まっている綿がウィックを固定していたために引っ張り上げられなかったのだと思います。

ということで、ZIPPOを分解することから始めました。

最初にケースから中身(インサイドユニット)を取り出し、底面のネジを取り外しました。

ネジを外してみてわかったのですが、このネジってこんなに長かったんですね。
下の画像中央にある長い釘のようなものが取り外したネジになります。

そしてこのネジを取り外した際、こんな石ころみたいなものが一緒に出てきました。

最初ゴミかと思ったのですが捨てなくてよかったです。
なぜならこれはZIPPOで火花を起こすためのフリント(発火石)だったからです。

下の画像の赤丸部分に入っている石です。

フリントはいったん置いておき、分解を進めていきます。

ネジを取り外し、ネジで止められていた四角い綿(フェルトパッド)を取り外しました。
ちなみにこのフェルトパッドはオイル漏れを防ぐための部品のようです。

次は更にその下に詰め込まれている綿を取り外しました。

綿がこんなに詰まっていたことも、中のウィックがこんなに長いことも取り外してみて初めて知りました。
軽い驚きです。

この状態でなら軽くウィックを引き出すことができました。
(逆に軽すぎてこの後面倒なことに・・・)

これのパサついてる部分をハサミでカットします。

カット後にウィックを押し戻して、適度な長さに調整して終了・・・

と、思いきや・・・
取り出した綿を詰め直す際、綿に押されてウィックも一緒に動いてしまい・・・

最終的にウィックが完全にZIPPOから外れてしまう事態に・・・。

片側をもう一度ハサミで切ってなんとか再度ウィックを入れなおすことに成功しました。
なかなか難しかったです。

再チャレンジということで、
再度綿を詰めようとするも、不器用な自分にはこの作業がかなり難しかったです。
元々綿はギチギチに詰め込まれていたらしく、全てを詰め込みなおすことができず結局2つの綿を詰めずに残した状態で綿詰めを終えることにしました。

ちなみにウィックは綿の中を蛇行させるとオイルがよく染み込むようになるらしいです。
ウィックを片側に寄せて綿を詰める、詰めた綿の上から更にウィックを逆側に寄せて綿を詰める・・・という流れを繰り返して綿詰めを行いました。
綿詰めを行う際、大変参考になったサイトのリンクを以下に貼っておきます。

Zippo インサイドユニット(中身)の中綿の交換・・・Itop式(爆 - Itopの大好物っす!暫定日記:楽天ブログ
さて、新しいZippoを頂いたんで早速インサイドユニットの中綿を交換しました(^o^)/ え~っと、中綿なんか入れ替えなくても買ってそのままオイルを入れれば火は点きます。 じゃ~『何で交換するのか??』って

フェルトパッドも詰め直し、上述した小さな石ころ「フリント」をネジが入っていた穴の中に入れ・・・

ネジも入れ込んでドライバーで締めて完了です。

綿を全て詰め込めなかったことや、ウィックを出す長さなどが気になりましたが、点火したところ普通に火が点いてくれました。

無事ウィックの手入れを行うことができて安心しました。

ちなみに、綿が2つ余っている状態はやはり不安でしたので、この後再度分解し、綿をぎゅうぎゅうに詰め込みなおしてすべての綿を格納することができました。

個人的には一連の作業の中で綿を詰め直す工程が最も難しく感じました。
ウィックを固定しながら綿を入れるのが難しかった・・・。

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