コンビニ人間を読んだ

「コンビニ人間」を読んだ。

ネタバレあります。





「36歳・独身・コンビニバイト」だけの前情報で読み始めたのだけど、まさかのホラー作品だった。

全然救いもないし爽やかさもない、不幸なキャラは不幸のまま、幸福なキャラは幸福のまま終わるだけだった。
なんて恐ろしい話なんだろう。

何が恐ろしいかというと、この作品で描かれている不幸せがそのまま自分に当てはまってしまうこと。
古倉さんと白羽さん、2人の歪な部分を自分も同じように持っているし、少し違うだけで状態は2人と同じ。
作中で2人に向けられていた目や言葉がそのまま自分に向かってくる。
ウシジマくんを読んだ後のような恐怖感。

白羽さんの言葉はすごく攻撃的だし大袈裟だとは思うけど間違ってはないと思う。
やっぱり世の中、まともでない人間は蔑まれ続けてしまう。
散々悪態をついていた白羽さんはともかく、毎日張り切って働いていた古倉さんもみんなに見下され好奇と不気味の目で見られてた。

なんか読んでて怖くなる本だった。
でも面白かった。
何が面白いのかわからないけど、ストレスなくどんどん読み進めていける面白さがあった。

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